書きます。先日あったこと。


こんな私でも、この歳になれば人並みに恋愛経験があったりします。
……まぁ片思いの方が圧倒的に多かったのですが、
しっかりと両思いになったこともあるのですよ!


その人は私より2つくらい年上で、特撮・アニメが大好きな人でした。
ヒーローショーのバイトをしていたこともあったくらいです。
……まぁ、お察しのとおり『ヲタク』ですね。(^皿^; 
趣味が同じってことで、一緒にいるとすごく楽しかったワケです。
当時私は社会人、彼は大学生だったけど、
ゆくゆくはこの人と結婚するのかな〜なんて思ったくらい、
とってもラブラブだったのですよ。(^-^)
でも……3年くらいで別れました。
原因は、彼の弱さ……というのでしょうかね?

彼の口癖は、「オレの人生は早稲田を落ちたときに終わってるんだ。」でした。
そのたび、「大学なんてどこでもいいじゃない。」私はそう言いました。
他の人は知らないけど、私はそう思っていました。(私なんて高卒だし (^皿^; )
彼が通った大学にも良い先生はいたみたいだし、友達もいたはずなのに、
一体何が不満なのか、私には分かりませんでした。
そんなに嫌なら、もう一度親に土下座して早稲田を受けたら良かったのに。
それが出来ないなら、今いる環境の中でどうしたら良いか考えるしかないじゃない?
就職先が見つからない、物事が上手くいかない、そして辿り着くのが
「オレの人生は早稲田を落ちた時に終わった。」……いつもそうでした。
それでも私は、「自分が一緒にいれば絶対良い方向に行く」と信じていたんですね。
3年くらい2人の時を過ごしました。(あ、同姓していたワケじゃないですヨ)
でも、結局彼は何一つ変わらなくて、私はどんどん疲れて……。
何のために一緒にいるのだか分からなくなって……。
で、私から「さよなら」を言ったのです。「もう疲れたの。」と。
彼は故郷に帰り、私はきままなフリーに戻りました。


……ですが、決して辛くなかったわけじゃないのです。私も辛かったのですよ。
「結局自分は何も出来なかったなぁ。」という思いと、
「私ならきっと彼を変えられる!」
……なんて、本当はもの凄い“おごり”だったということにやっと気が付いて、
挫折感に似た気持ちも浮かび上がっていました。
その一方で、楽しかった日々もあれこれ思い出されるし、
彼の優しいところや楽しいところ、良いところだって知ってるから、
言葉で言い表せないごちゃごちゃした思いを抱えながら過ごしました。
そして、「彼に幸せになってほしい。」という気持ちも……。
「私では無理だったけど、いつか素敵な女性と出逢って幸せになってほしい。
私がそう願っているのだから、幸せにならなきゃ許さんぞ!!」
銭湯帰りの夜空を見上げながら、いつもそんなことを考えたものです。


何年か経ち、彼が結婚したと聞きました。最初は友人が教えてくれましたが、
しばらくして本人から電話がかかってきました。
「今は部屋も綺麗だよ。片付けてくれるヒトがいるからね。(^-^)」
受話器の向こうに満面の笑み。見えなくても見える声でした。
宅建の資格も取ったよ。」
「え、取れたの!?」
『結婚して随分しっかりしたんだな。良かったぁ。でもちょっと悔しいや。』
そんな気持ちにさせるくらい、幸せそうな声……。


それ以来、彼とはまったく話していません。
所帯持ちになった彼と連絡を取り合うワケにもいきませんでしたから。
このとき私はまだ独身だったし、パソコンや NET の世界も知らなかったしネ。
そして月日は流れ、私も人並みに結婚して広島に。
アニカラサークルで歌いまくるは、ブログを始めるは、
独身時代より、ヲタク度は更に更にパワーアップ!! \(≧▽≦)/


……そして、今週。『平日OFF会』も無事に済んだ翌日の朝、
私は一通のメールを受け取ったのです。
きっとこの瞬間のことを、私は一生忘れないでしょうね。
朝、パートに出る2時間くらい前でした。


『 M氏が亡くなったそうです。死因は自殺……だそうで。』

「え……?」

私はもう1度メールを読み返しました。

『 M氏が亡くなったそうです。死因は自殺……だそうで。』

……しかも、3月に亡くなっていた!?

「……どうして!?……どうしてよ!?」

……それしか出てきませんでした。

詳しいことはもう一人の友人Y氏に聞いてくれという文章と、
私も何度か会ったことのある、Y氏の携帯番号が書かれていました。


……これから仕事が待っている……!
パートとはいえ4時間お客様の前に立たなくてはならない。
いつまでも泣いているわけにはいかず、
主人の携帯に電話した後、私は仕事に行きました。
でも地に足がついていないというか、体に力が入らない状態。
『早く家に帰りたい……詳しいことを聞きたい。
聞いたってどうしようもないけど、どうしてなのか聞きたい。』
そんな気持ちばかりが、頭の中をグルグル巡っていました。


友人のY氏が捕まったのは、その日の夜になってからでした。
自殺は2度目……。
今流行の“薬と練炭”を使ったモノ。
仕事が上手くいかなかったから? 奥さんもうつ病になって治療中!?
……バカ!!
結局あの頃と変わってなかったの!?

『結婚して、しっかりして、奥さん守って……幸せになったんだな。(^-^)
私も結婚したし、そのうち昔みたいにアニメや特撮の話をできるかな?』

そう思っていたのに、

……もう、有り得ない話なのです。

何をどうやっても無理なのです。

私が悔しいのは、
「あのときホントにあなたが好きだったよ!」
「絶対幸せになってよね!私はいつもそれを願ってるから!」
……そう伝えられなかったこと。


……ってなワケで2・3日、記事を書けませんでした。
でもみんなのブログや日記を見ながら、
「ああ、元気でいてくれてる。(^-^)」って思ったり。

ゴ、ゴメンナサイ!!
……やっぱりうまく文章にできないなぁ。
日記だからいいか……。(=´∇`=)